外壁のシーリングが劣化する原因と対策

新築から数年経つと外壁のシーリングが最初に傷みだします。
シーリングの劣化は傷みの症状によって原因が異なり、外壁の動きにシーリングの接着強度が耐えられなかったり、プライマーの塗り忘れなどによって剥離が起こります。
こういった症状が出た場合には、底部分にボンドブレーカーを貼ってからシーリングを打ったり、プライマーをしっかりと入れて打ち替えする必要があります。
シーリング材が真ん中から破断した場合は、コーキング材自体の劣化が原因ですから、次回のうち替え時には耐久性のよいシーリング材を選ぶ必要があります。
シーリング材の後ろにある下地部分が見えてしまった場合は、シーリング材の厚み不足が考えられます。こういった場合には8ミリ以上のボンドブレーカーを貼ってシーリングを打ち込むか、ブリッジ工法でシーリングの厚みを確保する必要があります。
シーリング材が欠落した場合は、プライマー不足やシーリング材の選定不足が原因となります。こういった場合には、次回の打ち替え時にしっかりとプライマーを塗って耐久性の良いシーリング材を選定する必要があります。
シーリングが劣化した場合、増し打ちと打ち替えの工事があります。
増しうちは既存のシールの上にシール材を充填して厚みを増す工事で、打ち替えは既存のシールを撤去したあと新たにシール材を充填する工事です。